土地探しのポイント

選び抜いた土地によって家の良し悪しが決まると言っても過言ではないほど、注文住宅を建築する上で土地探しは重要です。後々失敗したと後悔することのないように土地を探す前後に行うべきポイントを説明します。 

まず、新しい住まいに求めるライフスタイルから土地に求める条件の洗い出しを行います。土地の形や立地だけでなく、間取り・駐車場・庭などにどのくらいのスペースが必要なのか、間口はどのくらい欲しいのかなどを考えます。

立地に関しては駅やバス停などの公共交通機関、病院、スーパーなどの買物施設に加えて、子育て世帯ですと保育所・幼稚園・小学校・中学校などの学校施設までの距離を条件にされる方が多いようです。間口に関しては1間が約1.82mであり、新築でよく設置されるタイプの1616サイズの浴槽が1間×1間の収まりになります。それを踏まえ、希望する間取りには何間の間口が必要か図面上で考えてみるという方法もあります。

理想の注文住宅を建てるための土地探しには一定の不動産関係の知識も必要です。都市計画法・地区計画・建ぺい率などは建てられる注文住宅の大きさに直接的に関係してくるので最低限知っておくべき知識になります。例えば、注文住宅を建てるためにその地域では何㎡以上の土地が必要か、その土地は境界から家まで何cm以上空ける必要があるのか、その土地の広さに対して何㎡までの家を建てられるのかといった具合です。 

一昔前はチラシでの情報収集が主流でしたが、現在は「スーモ」「ホームズ」「アットホーム」等の不動産ポータルサイトで土地の情報収集を行う人が多くなっています。また不動産業者に相談に行けば、「近畿レインズ」という不動産情報ネットワークサイトで土地情報を探して案内してくれます。分譲会社であれば手数料なしで自社分譲地の紹介も可能です。

川西能勢口駅前には仲介業者がたくさんありますが、売主との直接契約ではなく仲介業者を挟むと手数料が発生するので、それがどのくらいかかるのか確認が必要です。一方で、土地の所有者と専任媒介契約を結ぶことで他の仲介業者が扱えない土地を抱えていることもあるので、自分で探す手間が省けるという点以外にも仲介業者を利用するメリットはあります。

不動産広告の見方ですが、公共交通機関や教育・買物施設等への徒歩での所要時間は「1分＝80m」で計算します。興味のある土地からの所要時間を自分で確認する際にはYahoo地図がおススメですし、Google Mapのストリートビュー機能を使えば現地の様子をWEB上で確認することもできます。

欲しい土地が見つかっても契約の前には、土地の所有者・地盤の状態・電気ガス水道といったインフラの状態など、調べることはたくさんあります。これらを怠ると、土地の契約ができても理想の注文住宅が建てられないというトラブルも起こりえます。出来れば、建築士などに相談して土地の周辺環境を守るための法的制限である「斜線制限(道路斜線制限・隣地斜線制限・北側斜線制限)」についても確認しておくと良いでしょう。

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