注文住宅と建売と売建

川西市で家を購入する際、まず注文住宅にするか建売住宅にするかを決めます。建築条件付き土地を購入して、土地の売主に自由設計で家も建築してもらう方法もあります。ここでは、それぞれのメリットやデメリットを説明します。

【メリット】

注文住宅のメリットは何と言っても自由度の高さになります。完成してしまっている建売住宅と比べて、注文住宅は自身の希望を形にできるため性能・設備・間取り・カラーなど予算が許す限り実現可能です。フルオーダーであれば、木造住宅でどんな木を使うかといったところまで希望を叶えてくれる工務店やハウスメーカーもあります。また、住宅は基礎・躯体や断熱材が入る壁・天井・床の裏側など完成後に確認できない箇所がありますが、注文住宅であれば建築途中の様子も確認できます。直接、現場に確認しに行く事で施工業者の手抜き工事防止にもなります。

【デメリット】

注文住宅のデメリットとして自由度の高さゆえ時間や費用がかかるという点があげられます。設計打ち合わせ時に建築士のアドバイスを聞かず自身の考えのみを押し通してしまうと完成後にイメージと違ったり住まい心地が悪いといった可能性もあります。

【メリット】

建売住宅のメリットとして完成品を見て購入できる点があります。自由設計のように完成後にイメージと違ってたという心配は不要ですし、すぐに入居することも可能です。また、工務店やハウスメーカーの建築士や専門のコーディネーターなどプロが企画しているため、使い勝手が良かったりオシャレな家が多く住んでからの失敗も少ないようです。注文住宅と比べて自由度がないため、リーズナブルな金額で販売されていたり良い設備が付いていたりする事も多々あります。

【デメリット】

建売住宅のデメリットは自由度の少なさであり、変更可能な設備やカラーなどを変更する際にも追加料金が必要になります。完成してしまっているため、見えない部分に関して手抜きや欠陥など設計図との相違に気づきにくいという事も言えます。

 土地の売主と決められた期間内に住宅の請負契約まで行うという条件のもと土地の契約を行う取引形態です。注文住宅と建売住宅の中間に位置していて、川西市で分譲地を購入する際に多く見られます。

住宅設計に関しては自由設計/フリープランという形で標準仕様が決まっているセミオーダー型が主流です。工務店やハウスメーカーが仕入れ先との価格交渉がしやすかったり分譲地であれば注文住宅で必要になる諸々の追加費用(＊)が包含されているため、リーズナブルに注文住宅風の住宅が建築できます。注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットがどれだけ反映されるかは売主となる工務店やハウスメーカーによってまちまちですが、自身のこだわりが少なく良い会社に依頼できれば理想的とも言えます。

＊屋外給排水工事費用、屋外立水栓工事費用、工事監理費用、下水道接続工事費用、地盤調査費用、屋外電気配線工事費用、雨水排水工事費用、住宅瑕疵担保責任保険加入料、諸検査費用、設計料、図面作成料、設計申請費用、仮設費用など

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